今日は仕事をしている。ダ・ヴィンチの宮台真司の連載を見てからだろ うか、親を殺してしまうのではいないか、という気が頭から離れない。時間が 経つほどにエスカレートする一方で、だんだん頭の中にイメージがわいてくる ようになってきた。親の首を吊っている姿。「苦しいのはちょっとだけだから ね」、親といっの部屋でガソリンを撒く姿、いっしょに寝てる部屋でガス栓を ひねってる姿。時間が経つほどにイメージは明確になってゆく。ついには恐ろ しくなって泣き出してしまった。泣き出した中、友人たちにTelを入れる。し かし、誰も出てくれない。やっと出てきた友人はメールを見ていなかったらし く、私がどのような状況に追い込まれているかわかっていないようだ。しかた なく電話を切り、InternetTownPageでM病院の電話番号を調べる。名前だけで 検索したら一発で出てきた。ITPは偉大だ。自分がこないだまで入院していたM 病院に電話をかける。その場は看護士さんがあたったようだ「後から連絡する からね、絶対にそこにいるんだよ」、と言われて、待つ。その後の電話の指示 では今日は2倍の睡眠薬を飲んで眠って明日病院に来れるかね?、とのこと。 一応了承はする。
自分の部屋で入院できるだけの荷物をまとめる。きがえ、洗面道具、CD、 本などだ。「うたかた・サンクチュアリ」は心の愛読書なので、いざ、という 時のために読もうと意地になって探すが、なかなか見つからない。長い間の格 闘の末、やっと発見することができた。薬も倍飲んではみるものの恐くてしか たない。私の心は決まった。「自転車で病院まで行こう!」そうすれば両親を 殺すことはできなくなる。必死で自転車をこぐ。あれCDプレイヤーがおかしい ぞ?くそっ、こんな時に。イアホンをかえても同じだったので、どうやらCD側 の故障らしい。うーむ。とりあえず病院近くに着いた時に病院に連絡する、と 「来るなら来ると事前に連絡してくれないと困ります!」うーむ。当然の言い 分である。しかし、おいかえすにもいかなかったのだろう、「とりあえず15分 くらいしたら電話してください。その間に(入院の)準備をしますから。」との こと。ありがたや。ちょっと小腹が空いてきたのでローソンでポテチを買って 店の外で食べてたら、ローソンのにいちゃんが突然やってきた。どうやら、あ まりに病院に連絡がなかったのでローソンに連絡が入ったらしい。それで事な きを得る。病院近くのローソンに感謝。自分では開かれている病院、開放病棟 を望んではいるのだが、すぐにはいかないらしくしばらくM病院に入院するこ とに。ブロバリンをひさしぶりに飲まされて、寝た。
とにかく目覚める。私服なのは私だけだ。主治医のO先生がやってきて、 「自分が開放病棟に入りたいこと、閉鎖病棟がすごいストレスになること、親 のある発言(「あんたが自殺で死んだらお父さんも殺して私も死ぬ」)で自分が 重いものをしょいこんで耐えられないこと」を告げる。先生は「開放は南の地 方にしかないからね〜」(住んでいる都道府県の北部に住んでいるのである)、 と言い部屋を後にする。
朝食。みそ汁とごあん。しかしどう考えてるふえるわかめちゃんの量を 間違えたとしか思えない。うーむ。朝食後薬。種類は前と同じくソラナックス 0.4mg、ルボックス50mg、アビリット(ドグマチール)100mgのようだ。飲まされ たのでよくわからないが。その後に入院同意書を書き、血圧をはかった後、宮 台の本(透明な存在の不透明な悪意)を読む。きのうの2倍サイレースが効いて るのか、寝る。昼食で起こされる。昼食はカレーとフルーツポンチらしきもの。 白玉の入っているのが私好みだが。しかし、「はし」しかない。しかたなくハ シで食べることにする。案外簡単だ。フルーツポンチも甘すぎるがおいしかっ た。
寝ようとするがハエがうるさい。早く出ていってくれないものか。下の 部屋に行って前に入院していた時に読んでいた「開かれた病棟」を読む。誰も 読まないのであろう。前出た時にはさんでおいたしおりもそのままだった。ちょっ と読んで、寝る。
うー、母親がやってきたらく、起こされた。母親といっしょに先生の受 診らしい。下の方へと降りてゆく。主治医のO先生は「O地方のM病院がいいと 思いますが、今のところベッドの空きがないそうです。他の病院も当りました が、やはり空きはないそうです。」とのこと。とりあえずO地方のM病院(やや こしい)をチョイスしてみるということで話は切り上げ。先生曰く「おかあさ んに何か言うことは?「…気をつけて」それだけしか浮かばなかった。その時 たまたま来ていた母の友人と話をさせてもらう。「うちのお母さんをよろしく ね」と「うちの母は強がりだから、なかなか弱いところを見せようとしないか ら、うまく引き出せるようにしてあげて下さい…」と伝え、思わず泣き出す。
母親が事務の人と話をしている。どうやらO地方の病院で1度受診しない とダメらしい。日取りは明後日10時に来てくださいとのこと。10時…。そんな 無茶な、という時間なのである。親がなんとかしてくれるらしい。ありがたい。
しかし、ということはそれまではこの病院にいなければならない。今日 は疲れていたのかすいぶんと昼寝をしてしまし、時間つぶしにはなったが、明 日からどうしよう。すに「キー!」となってしまいそうな気がする。
とりあえず、CDが欲しいので詰所(看護婦さんたちのいる場所)の人にた のんでみる、がダメ。持参した赤いカバンごと求めたのがよくなかったらしい。 しかし電池、等別々に注文するとヤな顔されるんだろうな…。その赤いカバン の中身を調べますから、と言っていたが、観察していたら調べる気配はない。 やっぱり…。
初めて食事をまとめて運ぶ機械を見る。なるほど、これで運んでいたの か。独特のピンク色をしたボデーはアミューズメントパークにあっても違和感 がなさそうだ。
とりあえず夕食。おさかな、ナス、レタス、大根の煮物、ごはん、茶。 しかしナス好きやなぁ、この病院。だいだい食して投薬。飲まされたのでよく はわからないが、ソラナックス0.4mg、ルボックス50mg、アビリット100mgであ ろう。(1つだけ別の形をしているのはわかった。)
うーむ、やっぱり時間つぶしにはCDが必要でござるよ。CDをもらいに行 く。年寄りの看護士さんだったから「わかるかなぁ…」と心配だったが、杞憂 だったようだ。赤いカバンに入れておいたCDももってきてもらう。あと電池が 欲しかったのだが、本体に入っていたので、欲しかったら、なくなった時に取 りにきなさい。と言われる。正論であるので、ダダをこねないようにする。 (扱いが悪くなりそうだから)
CDは来る時に気がついていたのだが、やはり壊れている。片方しか聞こ えない。ぐいっと根本をおさえるとどうにかなるが、ずーっとそうしているに はずいぶんと力がいる。仕方ないので、中途半端にイアホンを差してステレオ のように見せかせ、セミステレオ状態で聴く。椎名林檎あたりはいいのだが、 定位感の強い小島麻由美あたりはかなりキツイ…。とにかくCDを聴く。
遅まきながらはみがき。この時O地方のM病院は私が本で見たような開放 の病棟なのだろうか?という疑問がよぎる。あやしいかもしれない、先生の口 ぶりを見ていると。ひょっとして本でみたこれぞ理想、と思える病院そのもの に行くべきでは?と考える。うーむ。
またCDを聴く。しばらくすると詰所の所で看護士さんが口をパクパクし ている(注:看護室という部屋に入れられて、詰所からガラス越しにまるみえ、 という状態なのであった)、どうやら薬の時間らしい。薬を飲んでおやすみな さい。
目覚める。また朝食には時間がある。CDを聞く。しかし前回も同じCDだっ たのでイカゲン飽きた。明日はO地方の病院に行くから、その時実家に戻って CDを確保しておこう…。
現在、これなら…、と思える開かれた病棟は三枚橋病院。群馬県太田市 にある金山の一角にあるそうだ。覚えておこう。
んー、朝食までの時間が長いような気がするんですけどね。個室だとこ うなのか?(後でわかったことだが、男性病棟の個室が一番先のようらしい)メ ニューはレーズンパン、ハム、牛乳、茶。うーんレーズンは苦手じゃ。といっ て食べないわけにもいかないのでレーズンだけよけて食べる。その後はみがき
朝食を返す帰りぎわに見てしまった。お隣さんの部屋(注:詰所から見え るように、私のいる部屋一列すべて丸見えになるように、隣もガラスでしきら れているのです)はカギがかけられている!そうか、今まで気がつかなかった。 しかし、よくあれで気が狂わないものだな、と思う。(お隣さんについては前 回日記も参照のこと)。食後の薬。見せてもらえた♪。アビリット100mgj、ル ボックス50mgに加えて1つ見たことのない薬があった。記号をひかえておけば よかった…。たぶん抗不安剤であろう。
ゴスペラーズ「FIVE KEYS」を聴く。トイレ。椎名林檎「無罪モラトリア ム」を聴く。その間に寝てしまった。血圧を計りに来て起こされる。あ、爆笑 田中(仮)だ。O地方M病院のことを知っているか聞いてみる。「あそこはなかな か若い人も多いし、開放的な感じですよ」"感じ"?開放病棟じゃなかったのか? あとよくは覚えていないが、よい病院らしきことは言っていた。またCDを聴く。
おっと外出の時間だ。すぐうに外に出る。外に出たはいいものの暑いせ いか今いち動く気が起きない。それもなんなので、看護士さんに悩み相談をし てもらうことにする。(注:看護士さんは患者が外にはげしく飛び出さないよ うに要所要所に立っているのです)まあ、結論としてはカフェが大切ならがん ばってみなさい。両親殺しのイメージは押えて。」ということだった。しかし 私はベンチに横になって考える。家に戻って本当に殺さずにやってゆけるだろ うか?いっそ距離をおいた方が良いのでは?おばさんをたよってみようか?い やそれでも夜中に家をこっそり出られるから一緒だ…。考えは巡る。
結局のところ自分自身としては結論は出ずじまいだった。とりあえず先 生の受診があるかどうか聞いてみようと思う
昼食。野菜の酢もの、天ぷら、ごはん、茶。しかし、どうしてここの病 院は何にでも青ノリを入れたがるのか?謎だ。
受診できるかどうか聞いてみる。やはり時間がかかるらしい。うーん。 その間に動きも起こせないなぁ。CDを聴こうとするが電池切れだ、あーあ。寝 る
起こされた。どうやら先生の受診があるらしい。行ってみると、先生は 思わずいじめたくなるM先生(マゾではありません(笑))だった。あいかわらず 声が聴きとりにくい。結局の所、結論としては「しばらくようすを見てはどう だろうか?」ということだった。うーん。困ったなぁ。最後に看護士さんとの 会話のことを話すと、「色々な見方というものがありますからねぇ」、と言わ れえた。そりゃそうだが。
その後看護婦さんに「体温計は?」と言われる。「え"、全然記憶にない んですけど」自分で探してみるがない。しかたなく看護婦さんのボディチェッ ク。下着の下にあった。アタリマエか。CDの次の電池をもらいに行く。
CDを聴く。あきたので下に行ってしばらく横になって考えごとをする。 うーん。うまくまとまらん。かなり考えたのだが。そういえば友人のI君が物 事を考える時、迷っていた時は書きだしてみるとよいでしょう、と言っていたっ け。そうしてみよう。
なんとなくまとまったような気がする。その上で親類に電話をかける。 が、私の意見(泊めてくれ、ということだったのだが)は反対された。とりあえ ず、明日は母親と別の病院に行くのだからその時にしっかり話せばよい、と言 われる。まあ一理ある。とりあえず今日はこれであきらめよう。
「開かれた病棟」の細目次をコピーシテモラウ。幸いにもこのようなも のがついていたので明日行く病院のチェックができるというものである。よかっ た。
夕食。だし巻き卵と、スバゲティのようなものと、もずく(やめて〜)、 茶、ごはん、であった。夕食後の薬を飲んだようなフリをして部屋で確認。 「UPJOHN91?」これは?ひょっとしてソラナックスの大きめバージョンだろう か?(後で調べた所、この判断は正しかった。)ともかく明日はっきりする(ハ ズ)。はみがき。今、目の前に座っている看護婦さんは内田春菊似で、失礼だ が本人よりタイプだ♪。
CDを聴きつつ、おっと充電器が必要なのだった、と思いだす。看護士さ んに言うと「今食事中だから待ってね」と行っわれる。しかたなく本を読み、 CDを聴いていると突然その看護士さんが入ってきた。びっくりした〜。黒のカ バンをまるごともってきてくれた。その中にはHPLXも入っていたアブナイ、ア ブナイ。この看護士さんに感謝。(白髪のおじさんでした)。中の物は本だけ、 ということを確認している最中、森毅「考えすぎないほうがうまくゆく」があっ たのでこれを見せて、「考えないすぎない方がいいんですかねぇ」と聞いてみ る。「今の君は考えすぎないほうがいいよ。音楽を聴くだけにしときなさい。」 と言われる。しかし、今精神病院のことを知るために本を読まなければならな いのであった。
CDを聴きながら「開かれた病棟」を読む。
「思いこんだらどこまでも、昇りつづけるから、さあいっしょに飛ぼう」
本を読むのをやめる。CDもストップ。下に行ってテレビを見る。ずーっ と見る。そのうち服薬の時間。ハルシオン、サイレースはわかるが、Y-LV25と いうのは何だっけ、インプロメンだっけな(後で正体は判明する)、違うか。
しかし2度寝はさらにねむい
起こされる。今日はO地方のM病院に10時までに行かねばならないので着 替えさせられる。私物室の中の自分の服を見て思う。ああ、またKerlHelumut の服に名前が書かれてしまった…(苦笑)
色々考える。はたして今、入院すべきものなのか、そうでないとしたら どこで治療をするべきか?Sクリニックで薬をもらいつづけて良くなったつも りが東京でダウン、ということになってしまったことを考えると、現在の場合、 その場、つまり実家で治療するべきではなかろうか?
朝食。みそしると小魚の甘煮とごはんと茶。小魚甘すぎ。
母親が来る。が、なかなか連れていってくれない、日勤の人たちがまだ のようだ。やっとこさ別の夜勤の人がやってきてつれていってくれる。何!タ クシーで来とる!すでに金額が¥5000になっているぞ。このままO地方まで行っ たらいったいいくらになるんだ…。親にも入院した人にも聞いてみるが、やは り入院したほうがいいと言う。うーん。入院すべきなのだろうか…。
結局、タクシー代は1万3千円で手を打っていたようである。メーターを そこで止めていた。O駅で一度降りて、再度O地方M病院までタクシーで移動す る。ついた。編んがい 明るいというか暗いというか、独特のゴミゴミした感 がある。受付で色々書かされる。しばらくした後、「カルテを作りますから」、 ということで会議室のゆおうな所につれて行かれる。そこでカルテというこで、 今までの経過をあらいざらい話すことになる。これはかなりキツイ作業だ。しゃ べっている時、特につらいことを話している時は自分でも涙目になるのがわか る。
その後M先生の受診。ヒゲをはやしたフランクな風貌。話し方もなかなか フランク。話をしてみてSSRIですが、などと薬の話へ。今のO先生の出してい る薬にはかないりようかん が持てます、なることを言っていた。「開かれた 病棟」のことを話すと、その本は精神科医の間ではベストセラーなのだと言う。 「まあ閉鎖へのアンチテーゼでもありますね」とはM先生談。
その後、病棟を見学させてもらう。女性、おばさんというにはちょっと 若い人がつきそいだったが、やはりカギがかかっている、これじゃ前の病院と 変らないじゃないか…。中はかなり明るい目で、病人ながらも血色は良い。し かし、部屋数も少なく、どうも個室らしき部屋は1部屋だけらしい。空きがな いだろうな。そこそこ見て出る。結局のところ、元々抱いていたイメージから はかなり外れたものだった。
その後、もう1度M先生と話す。「どうでしたか?」「う〜ん〜」。結局 入院待ちはせずに、ペンディング、ということにしてもらった。その後、先生 から、U地方に大きな病院がある。H地方にも開放の病院がある。Z病院には神 経科といっしょに精神科もやっているので、そこに行ってみるのもいいかもし れない、等のアドバイスを受けた。
というわけで、せっかく南部に出てきたので、U地方の病院に行ってみる。 電車があったのでJRで行くことにする。行ったら行ったで雨降り。うー。雨の 中、ずいぶんと歩いてやっと到着。しかし、プライバシー問題がありますので…、 ということで病棟の中を見せてもらうことはできなかった。しかし、そこの看 護婦長の方とお話をさせてもらう。やはり「開かれた病棟」は読まれているそ うだ。私が開放病棟を必要としている、ということを説明すると、「それは正 しい考えと思います」と同意してくれえた。4月1日から新しい法律が出来て、 それによると開放病棟に任意入院している患者は自由に外出できるようにしな くてはならないのだそうで、医者のサイドもそれでピリピリしているそうだ。 また、外来通院で治療するのも1つの手段ではありますよ、とアドバイスして くれた。ここでは何もできなかったが、何かを得たような気がする。ありがと う、看護婦長Iさん。
帰る。とりあえず、雨がひどかったのでタクシーでO駅まで出て、一旦バ スで実家に帰る。ついでにCDプレイヤーが壊れていたので新しいのを買ってき てから病院に戻る。この時とてつもない失敗をしていた。1つはいつも私のこ とを心配に思ってくれている友人のT君にメールを出すのを忘れていたこと。 もう1つはCDのレパートリーを増やすのを忘れたことだ。こっちはことさら後 悔しているし、することになる。何故か?。それはCDプレイヤーが私の手持ち のコピーCD(CD-R)を認識してくれなかったらからだ。ガーン!。これで聴ける CDは2枚になってしまった…。
さておき、この時主治医の先生を足止めしておいた。帰ってきた時にま ず言われたことは「このような状態では、キチンとした医療は保証できません。」 ということだ。「今回はたまたまこのようにうまい処置が取れましたが、良い 信頼関係が得られなければキチンとした医療は行えません」、う、耳に痛い。
親が一週間はここにいてほしいと言う。苦い顔をする私。先生まで「が まんしてみることも必要なんじゃないかな、一週間ほど考えてみてはどうだね」、 苦い顔をして下を向く私。どうやら逃げられそうもなさそうだ。そこで先生が 折衷案として土曜日退院という案を出してくれる。まあ、もうしかたないか。 しかたなく案に乗ることにする。退院予定日は24日。
運よく夕食が用意してあった。ないと思ってポテチまで買っておいたの だが…(苦笑)。肉じゃが、トマト、焼き魚、しかし魚が多いな、ここは。夕食 後の薬。飲まされたのでよくわからないが、多分前と同じ。
しかしここで何を考えろというのだ?確か、看護士さんに「考えすぎな いほうがうまくゆく」という本を見せた覚えが。ひたすら寝ていろというので あろうか…。
「このまま世界の果てへ、全てを捨てにゆこうか」
うーむ。
トイレに行く。その時ふと足元を見るとKerlHelumutの靴下に名前が書い てある〜。帰ったら絶対ハガス!絶対!。その後、ソニーのCDプレイヤーでは コピーしたCDが聴けないので、家に電話して伝言で(ここがミソ)「CD持ってき て〜」と伝える。T君にメールを出し忘れたので、携帯通信セット(注:この病 院内では手持ちのPHSは使用できなかった)もおねがいする。その後コーラをも らう。ここにいたら近いうちに買えると思ったからだ。電池はもらえなかった。
はみがき。CD聴く。2枚しかないよう。(T_T)。メールのつづきというか、 T君のメールに追伸だけ書く。他の人のメールも書く。ねる前の薬。ハルシオ ン、サイレース、レボトミンだそうだ。ここに来てから変ってないそうだ。爆 笑田中(仮)がおしえてくれた。アリガトウ!
寝る。今日は疲れたからよく眠れる?。そうはいかない所がちょっと難 しい所だ。
朝食で起こされる。パント牛乳とコーヒーゼリーと茶。食後の薬は飲ま されたのでよくわからない。多分前と同じであろう。薬の名前を言ってみると 「くわしいねぇ」と言っていた看護士さんは薬識などなく、ただよくわからな いから言っていたようだ、な〜んだ。トイレ。紙が切れていたので交換しても らう。
CDを聴く。検温。血圧測定。あー、同じCDだとさすがに飽きちゃうよ。 親殺しのイメージは消えない。むしろ、ひどくなる一方だ。といっても回数が 増えていっているわけでもなく、だんだん自分が否定することをやめていって いることにある。このままでは本当に…。特に母親は苦しめて殺そう、という イメージが強くなる。今までは苦しめずに殺そうとしていたはずなのだが…。
母が憎い?はて、どうだろうか?前日の「せっかく来たんだから」とい う発言にはどうしても納得できない。無意味な時間を、無理矢理作りだしてい るとしか考えられない。それが最大の苦痛だと言っているに…。
CDを聴く。看護士さんがやってきて、部屋を変ってくれないかという。 「ど〜でもいいっすよ」ということで部屋替え。今度の部屋にはトイレがある。 水が流れているとはいえ、やっぱりくさい。他のとつながっているのだろうか?
くさいので、CD持参で下に降りて読書。通りがかりに前にいた部屋を見 てみると老人がいら。新入りでも老人なのか、ここは…。よくよく考えると、 どんなタイミングでも空き病棟のあるこんあ病院は珍しいのではなかろうか?
CDが一周したので部屋に戻る。もうすぐ昼食なのきあ、まわりで座机を 作っている。なんか圧力をかけられているような感じ(笑)
部屋に戻る…、とすでに昼食が置いてある。ありゃま。ハヤシライス、 マカロニサラダ、うーブロッコリーは嫌いじゃ!。はみがき、しばらく下の部 屋が空かないのでCDを聴く。
くさいよ〜!髪もかゆいよ〜!う"〜!。しかたなく詰所前に出てホーミー の練習。「何かねそれは?お経?」と看護士さんに聞かれる。ついに冷静な私 が壊れてしまったと思ったのか?いちおうモンゴルの民族音楽(のつもり)であ ることは説明しておく。電波受信してると思われたらかなわんからな。ついで に部屋のトイレにフタはないのか?と聞いてみる。あるそうなのでフタをして もらう。ちょっとマシになった気分。
寝る。ひげそり。寝る
CDを聴く。何も考えないように。思う。母親が私をここにひきとめたの は殺されたくなかったからであろう。充電器を取りにゆく。「考えすぎないほ うがうまくゆく」も取りに行った。少しだけ読む。
ケースワーカーの人が訪れる。ロン毛のいかにも「若者」っぽい人だ。 オメガなんかはめてるよ。Tさんにケースワーカーとはいかなるものであるか の説明を受ける。え"、説明だけ?受診なし?。この人なんとなくしゃべりが 関西風。リターンしてきた人かな?。なんとなく元X JAPAN TOSHI に似ている ような感じもしたが、悪そうな人ではなさそうだったのでいちおうOKというこ とにしておいた。火曜日には来てくれるらしい。それでも退院して3日後か…。
閉鎖病棟特有の行動。うろうろする。手をつないで歩いている男2人発見。 いかにもホモだ。おっと、夕食保温マシーン発見!。夕食。ひじきの煮物、卵 にいろいろはいったもの(スクランブルエッグがスクランブルになっていない ようなもの)、レタス、茶、ごはん。夕食後の薬。安定剤がソラナックス0.4mg に戻っていた。カルピスをもらい、カールを食う。CDを聴き、出せもしないメー ルを打つ。
寝る前の薬。「JK-101」何じゃこりゃ?(後でリスパダールと判明)後は レボトミンと、サイレース、ハルシオン。寝苦るしいが、何とか寝る。
朝食で起こされる。みそしる、ごはん、茶、ふりかけ。食後の薬はソラ ナックス0.4mg、ルボックス50mg、アビリット100mg。検温。買物の飲みものを 聞かれる。CDを聴く。しかしなぜにハエがこんなにおおいのかしらね(椎名林 檎調)
しばらくのあいだ、CDを聴く、森さんの本を読む、うろうろする、ホー ミーの練習をする、左手で字を書く練習、のうちどれかをやっている状態が長 く続く。
昼食。冷やし中華と、ホットケーキ、牛乳。
内田春菊さん似の看護婦さんが近付いてくる、「何だろう♪」「お母さ んが面会ですよ」な〜んだ。しかし、とらえず親が通信セットを持ってきてく れていることを期待してHPLXを部屋へ取りにゆく。母と会う。しかし、通信セッ トはなかった。なざえかLANカードを持ってきている。
しかたないので、とりあえずCDを3枚ほど持ってきていたのでもらう。一 枚はインストものだ。どうしてこうもうまくいかないのか?チップスターを持っ てきていたので、もらった。コーラも買ってもらう。「いくついる?」って1 つで十分だっちゅーの!明日出所するっちゅーねん!そういうわけで、面会終 り。
しばらく部屋で新しいCDを聞いていると、看護士さんがやってくる。 「風呂入らんの?」「え"、入ります、入ります。」実は、随分ここの病院の お世話になっていながら風呂に入るのは初めてだということを告げるとずいぶ ん驚かれた。ここにずいぶん慣れてしまった、ということか…。
初めて入るココの風呂。ちょっと見た目、小さな保養所の風呂のように 見えるが、違うのは湯舟が白い、という所。せっけんでも入ってるんか?なん か汚さそうだったので、大学のサークル時代同様湯舟には入らない。シャワー にしよう、と思ったら、あ"〜、シャワー1つしかねえよ。しかたないので、風 呂オケだけで。ひさしぶりだな、こんなの。なんかねこぢるの目をした人を発 見、うーむ、実在するんだ、こういう人。しかし色々なちんぽがありますね。
しまった、ドライヤーがない!この長く伸びてしまった髪にはツライっ す…
うろつく、日記を書く、読書、CDを聴く。どれかをやってる状態が続く。
雨が降りだした…、明日は自転車で帰ろうと思っていたのに…、明日の 天気を気にかけてテレビの横の窓から外をながめていたらついうっかり、花ビ ンをこぼしてしまった「イケネェ!」たまたまプラスチックの入れものだった のっで割れなくてすんだ。モップを取りに2Fに行く。戻ってくるとすでにかた づけられていた。「いいから、いいから」、うーん、いい人だ。しかし、こう いう人こそが部屋をしきっている「牢名主」なのだろうなぁ、と思う。
夕食。野菜イタメ、冷ややっこ、ごはん、茶。薬はソラナックス0.4mg、 ルボックス50mg、アビリット100mgを飲む。
そういえば、今日は殺すイメージに悩まされていない。昨日の夜の謎の 薬が効いているのだろうか?
トイレに行こうと思ったら、個室とデイルームの間にカギがかかってい る。ありゃ?。ノブをガチャガチャやって訴えるがダメ。他のデイルームんじ いる患者さんが行ってくれて、やっとこさ開いた。トイレから戻ってくると、 どうもデイルーム寄りの個室の人々がやたらと外に出ている。うーん。このせ いか?
なんとなく下に行って、テレビを見る。ニュースによると明日も雨らし い…。ニュース7終った。あれ?クローズアップ現代やってない?時間つぶし になると思ったのに…。
夜のクスリ。やはり謎の薬がある。やはりこれのせい・おかげなのか?。 まあいい、寝よう。
またも朝食で起こされる。ジジイ!(看護士さんのこと)意地でも起こす 気やな!やかましい、っちゅーねん!。食後の薬はやはりソラナックスであっ た。ではあのUPJOHN92は一体…。はみがき
なんか心配になって、本当に今日退院予定になっているか聞いてみる。 ちゃんとなってた。よかった〜。
検温、春菊さん似の看護婦さんに脈をとってもらう、ドキドキ(おばか)
そうじ、看護士さんが部屋を掃除してゆく。「今日帰るん?」「かあちゃ ん迎えに来るん?」「はい」「あとちょっとやねぇ」、そのちょっとがとてつ もなく長い…。
CDを聴く、うろうろするのくりかえし
荷物をまとめる。もう11:00になるぞ…。昼食になるじゃないか…、やな 感じ…。おまりに遅いので電話をかけようと思ったら「午後に来るって行って ましたよ」とある看護婦。むー。おみゃーが午後にさせたんだろう!絶対そう だ!!(院長のO先生が午後からいないらしい、他の人間には退院権限はないのか…)
昼食。なすの煮物、魚を揚げたものにピリ唐ソース、ごはん、茶。
お"、ニュースだ!見よう。唯一の面白い物といったらこのくらいだ。あ "〜、なんでニュースの時間は5分しかないんだ!N○K!
CD片手に(正確には腹の所に入れて)あるきまわる。あきる。うろうろし ていたら看護婦さんにおちつけと言われた。おみゃー入院したことないからわ からんかもしれんけど、体が勝手にそうなるんじゃ!。「そんなことじゃ、ま た入院することになりますよ」だって?それが入院患者に言う言い草か?もっ といい言い方あるんじゃないのか?よく考えとけ!。とにかくあきた。左手で 字をかく練習。あきる。そういや写経ってあるなぁ、あれはけっこうな時間つ ぶしになるんじゃんないだろうか。今度入院する時は持参しよう、代りといっ てはなんだが「開かれた病棟」を写してみる。まあまあ時間つぶしにはなった。
近くのおじさんがヤクルトをくれるというので、ありがたくもらう。が、 なんかよく見ると向うの方で配っている、ということは、私のもあるはずだ。 と思うと急に恩着せがましいやっちゃな、と思えてくる。
よし!親が来た!これでやっとシャバに出られる。最後に院長であり(や けに強調)主治医であるO先生の受診、「今は長期的なことを考えずに、1日1日 のことを考えて生活してください。長期的なことを考えるのはそれから」なる、 ありがたきお言葉、しかし、1日1日を生きていくのもつらい人もいる。こうい う場合はどうしたらいいの?
帰りは電車だった。駅まではタクシーだったが。電車の中で色々考えた。 母親を恨んでいるのか?殺すイメージもでてきた、私はそれを無視した。それ がいいことなのか悪いことなのかはわからない。
私のハラは決っている、失業保険の降りきる8月まで生きよう。それから 先はその後考える。そう決めているのだ。さてどうなるやら…