オススメ図書には[*]がついています。読んでほしい本、という意味でありま す。また、"->"マークの付いているものは別のページヘ移動します。
俗に言う"フーゾク"の風俗の裏側を女の子の立場に立った所だけピック アップした画期的な1冊。如何にして女の子は風俗の世界へ入って行き、どの ように辞めるか、そして、料金の取り分などかなり深い所まで切り込んで行っ ている。文章は著者と風俗嬢の対話形式の部分と、解説の2つで構成されてい る。文章は読み易く、楽に読み進んでいける。
感想としては、(新たな世界のことが見えて)「ほーう」といった感じで ある。ピンサロとキャバクラとヘルスはどう違うのかとか、花びら回転とはど ういうことか、等等わかって非常に為になった。
解説は、宮台真司。(本編の文章中で「ブルセラライターの藤井良樹じゃ ないですよ」という一説があったから著者が依頼しているかどうかは疑問だ。) 「女も男も、本書を片手にどんどん風俗に繰り出せ!」という一文が本書の価 値を高めていると思う。
友達に教えてもらった。旅先だったので、吉本ばななとの対談のみ記す。
横尾忠則さんという方がまあ、なんともオカルチックな方で、ここでも 「幽霊の方は?」とか「宇宙人をずっと前から知っている」とか。。。人間は 死んだら無に返るだけと主張している私としてはどうしたらいいものかと困っ てしまう。面白かったのは、芸術家として如何に物を作るかということ。横尾 「(作品を作るのは)ミューズ神とのセックスだなって思う作品というのは"生 まれる"って言いますよね。」うーむ、そう言われりゃそうなんだけど。
もう一つ面白かったのは、ばななさんの「原体験はカッパの三平」とい うとこ。本質的なとこは変わらないというエピソード。「水木しげる原作のテ レビドラマだったんです。カッパの三平のソノシートを親に四十回以上かけさ せたっていうんですよ。おどろおどろしい地獄巡りの主題歌なんですけどそれ をわけもわからないくせに、何回もかけさせて『ああ、その頃から自分の好み は変わっていない』って、今でも思いますね。」
この本で柳美里さんの恐ろしさというか、強さを知る。いかん、こんな 自分じゃ彼女を抱きしめてあげられない、と思う。(何故?)
51の質問は男性の質問の方が面白い。が、逆に女性の方の質問の方が深 い気がした。作品解説はけっこう役にたったかな?どちらかといえば、芝居の 解説(実際に見に行ったことがないので)の方が面白かったです。対談1、大槻 ケンヂはどうもオーケンに同調してしまう。こんなんだったんだ〜と思う。主 旨から外れてしまう。対談2、アラーキー「柳美里記念館もうできてるじゃん」 (注:フルハウスのモデルとなった、実際に父親によって立てられた家のこと) というのは印象的。猫の話とその終末がおもしろかったな。「10WINGSを聴く」 は音がないので何とも言えない。音楽小僧としては。映画は「禁じられた遊び」 と「さよなら子供たち」が見たくなった。最後。スピリチュアルメッセージと いうのはほとんど「水辺のゆりかご」と内容がダブってるような気がする。そっ ち読んだ方がいいでしょ。
こんなとこかな。すごく薄い本なのに、ずいぶんコメント付けてしまっ た。(笑)
え?映画と思われる方もいるかもしれないが、これは韓国映画である。 韓国の知人の協力により手に入ったのである。韓国映画でありながら、台詞は すべて日本語でできており、現地の人間はその下の字幕を見るというなかなか 変な形式。そのため、日本人はそのまま見ることができる。美里さんの妹の愛 里さんも出ています。
まず、頭に鼻についたのが、「発音」、日本人だけではなく韓国人も含 めたキャスティングをしているので、急にセリフの切れが悪くなったり、何を 言ってるのかわからなくなったりするのがとても気になった。まあしかたない か。次に気になったのが、エンディングが違うこと。原作では深見の家から出 ていってからの情景・心理描写で終っているのだが、映画では、完成した映画 の試写会を家族(ただし父親抜き)で見ているシーンを撮影しているシーンの後、 執拗に追い回すカメラに向かってお母さんが「あんた、何撮ってんのよ!」と 一喝して負わる。これでは、意味が全然変ってしまう。
しかし、深見(陶芸家)と主人公の関係は微妙すぎて、映画で表現するの は無理だ、という見方もあるだろう。確かにそうかもしれない。そこを考慮し た上で上記のエンディングはうなづけるのだが、そうすると深見のシーンは何 のためにあるの?という疑問ができてしまう。どうしても映画化には無理が伴 うということか。やれやれ。
感想としては「まあまあ面白かった」といったところ。不幸にも「ゴー ルドラッシュ」を先に読んでしまった筆者には「家族シネマ」はそんなに面白 くなかったというのが今までの実感だった。が筋が整理できた(?!)ので今度は もっと楽に読めるかもしれない、そう思った。
しまった、高々20〜30pのばななさんの記事を読むために1冊の本を買っ てしまった。1400円。これは高いよ。(;_;)。他の記事はすべて霊関連だから 全然興味ないし。ガックシ。
「チベットには何十回もいたらしいです」ということが発覚。そのせい か、テベットには拒否反応を示し、テレビでチベット関連の番組をやっていた ら、すぐ変えて、というほどとか。これも前世がそうだったためらしいです。
「(小説は)もう、死にそうな時とかでも書いてますから。小説はモード が違うから、どんな時にでも書けるんで、それで何かが救われるってことは全 然ないんです。ギャグ漫画家と同じで。ギャグ漫画家って、もうどんなについ らいときでも4コマ書いてるわけでしょ、毎週、毎週」
ちょっと気になったこと。インタビューなのに妙にインタビュアーが発 言してたこと。色が違うので、他の記事をバラバラっと見て比率をはかってみ ると、ばななさんのは多いような気がした。勧誘されてたんかなぁ?
インタビューしているのは4名。この手の本としては異常に少ない。あと デザイン的にちょっと凝っていて読みにくかった。最初はその4人とのインタ ビューの感想、総括など。
ポール・オールスターさん、外人さんということもあってか、話は真面 目な文学論が展開される。町田町蔵さん、けっこう長目。はじめて会った(本 当は2回目)とは思えないように、うしろの方は雑談的に展開。宜保愛子さん、 最近どうしてらっしゃんでしょうね?エピソードはなかなかすごかった。自分 の才能に固執したくないというのが印象的。原マスミさん、ばななファンなら みんなご存じの原さんです。ギターを買ってもらった時に、いきなりオリジナ ルを弾き始めた、という話はなんかすごかった。こういう人の音楽が聴いてみ たいものだ。
あの完全自殺マニュアルの作者(しつこい)が覚醒剤所持で逮捕されたぁ。 その時の体験を元にした完全監獄マニュアルをはじめ、世の中のウソをあばき たてている。あとはヨーロッパを中心として起きているダンスムーヴメントの 取材と、「脳のダメージと治療」とおまけ、といった構成。人格改造マニュア ルをはさんだ前作「無気力製造工場」に比べるとかなりまとまりがある。ぜん ぶ書きなおした、せいだろうか?
監獄の中の生活は隔離病棟そっくりだった。かなり似ている。別なのは、 看守(ではなくて看護婦さん)にいろいろ相手にしてもらえるくらいだろう。一 番印象的だったのが、本を読むのが苦痛になる、という共通点だった。これは、 隔離病棟の中で一番意外だったことだった。
小学校騒音騒動も心あたりがある(私は大学生のころ小学校の前に住んで いたのだった)。そのころそんなに真面目に学校行ってなかったような気もすっ けどな〜。ニブかったのかしら。これも面白い。ぜひとも裁判まで行ってもら いたかった。
ダンスムーヴメントに関しては書いあるとおりだ。やっぱりだ。これか らは「強度」の時代。やっぱりダンスが1番かな?
完全自殺マニュアルの作者(って言われ飽きてるんだろうな)の第3弾著作。 主に過去の文章のまとめになってている。全体的に自殺回りの話しが多く、ま とまりがない。川端康成の話はおもしろかった。三島由希夫、芥川龍之助、太 宰治、と全員に縁があるところなんかも。
洗脳まわりは、人格改造マニュアルのほうがくわしい。あと面白かった のは岡崎京子との対談かな。
「東京少年」でデビューした彼女がレズビアンとしてComingOutした衝撃 の一冊。という前フリではあるが、内容のほとんどは、「自己はどうありたい か」、ということと恋愛論でしめられている。実際どうしてカミング・アウト する気になったのか、などの部分はごく、わずかである。
「自己はどうありたいか」すごくはっきりしめしている彼女の態度は尊 敬に値する(同意はしないが)と思う。最後にこの本の製作にたずさわった掛札 悠子さんという方との対談があるが、ここから読みはじめると読みやすいかも しれないなぁ、と最後になって思った。
宮台真司に100の質問をつきつけて、100答えさせようという企画。質問 がひじょうにバランスよく構成されていて彼の思想を整理するのにピッタリの 一冊。
あとがきにもある通り、十分バランスのとれた質問のためこれ1冊でも知 ることができるが、これ1冊だけだとどうしても消化不良になりがち、なのも 確かだろう。興味のある人は別の本を一読してからまた読みなおすと理解が深 まると思う。「成熟社会って何なのさ」と思っていた私には良き1冊となった。
著明人の食の話と、ハゲ頭の話と、「犬か猫か」の話と、とある人物の 話、この4つだけで構成されている。スゲエぜ伊丹。雑文の交響曲だぁ(笑)。
これだけではなんなので印象に残った所。ミケランンジェリに師事した 日本人ピアニストの食の話。ミケランジェリはけっこう食事を作るほうで、作っ てはどう?どう?と聞くタイプだったらしい。しかし、師匠に「まずい」とは 言えませんわな・・・でもうまい食事は作っていたそうです。
やはり、ソナチネと同じく映像美を追求していうるように見える。が、 意味を求めていないように見えなくくもない。私が「意味」というものから解 脱していないからなのだろうか。交錯する事件の映像。夫婦の逃避。ヤクザの 世界。ほんのちょっとのワンシーン「死んだ花に水なんかやっても無駄なんだ よ。」というのが妙に頭に残る。
キャストの岸本加代子は絶賛。次回作で起用したのもうなずける。音楽 はかなり「ソナチネ」よりよくなったと思う。しいて言えば、リズムセクショ ンがあるのに、なぜ旋律でビートをきざもうとするのかよくわからない。いい 映画だ。
全編バイオレンス映画か、と思いきや、バイオレンス部分が少ない。残 りの部分はなにげない日常(?)の映像の繰り返しである。他の映画もそうなの だろうか。こういう映画は嫌いじゃない。兄弟共通の好みである。音楽はもう ちょっとパッド系の音を薄めにしてほしかった、なんとなくバイオレンスの香 りのする音、ちょっと合わないような気がする。最後の自殺のシーン。途中で 出てきたロシアンルーレットをする場面のように砂浜の真ん中でやってほしかっ たなぁ。
けっこう好みですよ。次は"HANA-BI"。
糸井重里、井上章一、あー、なんだか内容忘れちゃった。ま、いいや(ヒ ドイ扱い)。面白いのがフェミニスト2人上野千鶴子、小倉千加子さんの両氏。 ガチガチのフェミニスト論を語るこの両氏を森センセイはボクシングのスウェー のようにひょい、ひょいとかわしつつ(「そーお?」はないでしょう(笑))、途 中にカウンター一発。上野さんは判定で森センセイの勝ち。小倉さんは最後に いいパンチが決ってノックアウト、という感じだった。杉浦日向子さんはひじょ うに森センセイと気が合っているようだ。「江戸時代ってよかったよね〜」 「もっとノホホンと生きたいよね〜」という、これだけで話が終ってしまった。
富岡多恵子さん、芸能論を展開。美空ひばりには興味なし。芸能の世界 も当時とは劇的に変ってるしね〜。森センセイは大学とスタジオの二元中継で プリンセスプリンセスの後に出囃子つきで講演をしたそうで(笑) 流石!
なだいなださん、教育の問題。かなり深くつっこんでます。森「つまり、 自分に能力があって自由な判断があれば責任を負わされずにすみますね。だか ら能力が高まれば高まるほど能力の行使を避避する傾向が強まるように思うん です。」「なくてもいいのよ、学校なんて」
わたしもセンセイみたいにノホホン、鋭く生きたいものです
いきなり帯の話。なんとなく帯があるとすごい存在感を感じる本。はず してもいいんだけど、はずすと何故かものたりない。そんな作りじゃないのに。 「恋をするなというほうがむずかしい」このコピー、(文中の言葉ではあるが) すばらしい。書店に平積みにしといたら売れそうだな、と思った。ちなみに通 販で購入。帯の話はそのうち雑文の方で。
ちなみに、マリカ、SLYに続く旅シリーズだったんですね。第3弾。かな り進歩したなぁ、という気がします。個人的には「小さな闇」「ハチハニー」 がお気に入り。最初の話は、順番的に最初にもってくるべきじゃないんじゃな いかなぁ、と思いました。舞台は(回想も含めて)ブエノスアイレス。BGMに非 常にタンゴが似合う似合う。(そりゃ今までが、バリとエジプトですからBGMも 何も、って感じですが)個人的にはスローな曲のみをプログラムしてリピート しておくことをオススメします。「小さな闇」が一番ばなな的かな。あと、あ まり不倫、という感じはしませんね。やっぱりタイトルどうにかしてほしいで すね。文庫本になった時の全面改定、期待します。
しかし、こんなにあとがきの長い本は初めてだなぁ、すごい長いぞ。奈 良さんも一緒だったんですね...ギター弾きは石原さんか、なるほど....
例の文献「完全自殺マニュアル」の読者ハガキの意見(とおたより)を元 にして書かれている。鶴見氏で印象的だったのは、いつもはクールで論理的な 氏の文章があとがきでは、妙になげやりだったことだ。(ちなみに、クールで 論理的ということは本書内の感想を見るまで気がつかなかった。観察眼ないね〜)
おどろいたのは、これだけの人間が死を見つめ、色々なことを考えた、 ということだ。この本の発売時17万部、現在では120万部であるから、さらに 多くの人間がさまざまな考えをしているってぇことになる。
印象的だったもの1.漫画家「山田花子」の両親の手紙。実に娘のことを よくわかっていて、かつ世間の「ウソ」に気がついているということだ。 2.155pの山口県の女性の手紙。自分まだまだ甘いな、と一番思わさせられまし た。(他の手紙見ても、私まだまだ甘いわぁ、と思ったが)。3.68歳の男性の手 紙。「今日、68歳まで生きてしまって、何か意義があったろうか?飛び降りの 場所を教えて呉れ。」非常に重くのしかかった文章だった。
著明人の意見ではビートたけし(おっと北野武か?)が気になる「確かに 生きることに意味がないというのは間違いないと思う。そこに意味を見つけよ うとするのはおかしいんだ。」そう、氏はすでに悟っていたのだ。ただし、彼 は意味がないからと言って「無価値ではない」とも語っている。私とはちょっ と違う点ではある。私はずっと昔に至った発想が「世の中のものすべては役に 立たない」という発想であった。このへんを書きだすと長くなるのでここまで。 とりあえず、主人公が自殺するという「ソナチネ」は見てみよう。(あれば)
おまけ、最後の最後に鶴見さんと柳美里さんとの対談が掲載されていま す。やたっ。ちなみにこの本を読みながら実際にかけてもいないのにBGMで 「亡き王女のためのパヴァーヌ」がなっていました。途中で「ソナチネ」に変っ たのはきっとたけしさんのせいに違いない(笑)