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最初の「社会学的フィールドワークの目的」は何度か目を通す必要があ りそうだ....(ひとりごと)
第一部は、主にテレクラ・ブルセラ系を扱ったもの。本書では、テレク ラやQ2伝言などがどのように変化してきたかが詳細にわたって記されている。 よって、それに付随する、女性の買春行為の変遷が端的に示されている。
第二部は多種多様なテーマになる。インターネットの暗黒面に興味深い 一文があるので参照する。「実を言うと、近代社会はさまざまな「虚構」の上 に成り立っている。」ん?買春しちゃいけないという幻想の上で、平然と買春 が行なわれている、これはまさしく共同幻想の考えではないか?「ウソ社会」 というのがキーワードとして使用されている。
あと若干気になるポイントはp175.(淫行規定などの)こうした条例は、法律で定める範囲を逸脱して自己 決定権を制限するもので、地方公共団体の権能を定めた憲法第94条に違反する 疑いが濃厚である。
p185.クラス制度と学年制度をなくして、好きな仲間と、好きな時間に、好 きな教員の所で、好きな科目を選択できるしくみを整えれば、大半のいじめが なくなくことを知った。理由は、一口で言えば、自己責任原則が貫徹するよう になるからである。〜(中略)〜 教員に「生徒のあらゆるシグナルを見逃すな」 と超人的な透視能力を強いたり、生徒に「無関係な人間を思いやれ」という超 人的な努力を強いなくても--要するに実効性を欠いた価値伝達に過剰な負担を 欠けなくても--「自己責任原則で回るメカニズム」の下で「自己決定能力」を 養うようにすれば、昨今増えているタイプのいじめの大半は、実際に消滅する ことが、実際の試みの中で証明済みである。 同じメカニズムを使えば「セックスと愛情は一体であるべし」と買春天国を 差し置いて空しいメッセージを発したり、急速に増殖しつつあるNxNメディア から子供をを隔離する空しい試みにエネルギーを費やさなくても、性を乗りこ なし、NxNメディアを乗りこなす自己決定能力を習得してもらえば、傷つく人 間を最小限に済ませられ、周囲も過剰負担を免除されるだろう。 結局の所、最終的な障害は、学校のロマンを「信頼」し、性のロマンを「信 頼」してきたような年長者の「実存だけ」、ということになる。(以下略)
文部省の官僚と対談(「野獣系でいこう!」参照)するなどして、底辺か らではなく上から無理矢理押しつけるように仕向ける、というというてい考え つかないような手法を取っている宮台氏の作戦が実ることを願うばかりである。
あと一つ茶々。-- いまどきの恋文 、で、p193.「「恋愛」は、「大好き」 とか「セックスしたい」とかいった感情やそれに基づいた行動とは関係ない。 そうしたものだったら人類が生まれた時からある。」というのは岸田氏の「人 間は本能の壊れた動物である」という考えかたに反しているし、私もその立場 を取る。が、ささいなことで、本筋には関係ないだろう。
すばらしい作品。何度も本をベッドに叩きつけながら読んだが、いい読 後感。トウグウジのモデルは某人の指摘通り宮台真司だろう。体にハンディを 持った人間を極めてピュアな存在としてい置いているようだ。(まだイノセン トワールドしか見ていないのでどうとも言えないが)ドウグウジとピュアな存 在のサヤカという存在にバランス感覚を崩される主人公。本当は自分がイニシ アティブを握るはずだっのに。
トウグウジはまた宮台真司と相手をしている女性でもある。自分の過去 のことや、つらかったことを告白させ、泣かせる、おいつめる。トウグウジは 表でもあり裏である。主人公はその間をたゆたう存在で、最終的に表の門を叩 くのだ。
個人授業シリーズ完結編である。最初のうちは解剖学ってなんかいな、 ということから。まずは解剖学の歴史から。「五臓六腑」という言い方はまち がいだと知る。ガーン。あと解剖比較学。これは以前読んだ本で、田舎の学校 でいろいろな生き物の死体を拾ってきて、骨模型を作る話しを思いだした。生 き物がどんどん進化してゆく課程が見えてくるらしい。それに近いような気が する。
残り半分は脳の話というか、哲学というか、意味論というかそいういう 話で徹底してくる。ふと思ったのだが14章「現実とは何か」で現実と言うもの のとらえかたに共同幻想的をホーフツさせる。結局同じようなことを語ってる のではないだろうか?あと、無限を脳の中で数学的帰納法が働いているので無 限というものが考えられる?という考えはちょっとシビれた。
養老先生はけっこうフザケテイルような気がする。まあ独断と偏見。写 真がヅラっぽい。まあいいけど。この本は引用が多かったので、そっちも書い ておこう。
「考えるヒト」(中学・高校生向け)最後に先生からの御言葉「形からシステムを推論するのは危険だ」(ex.手 相)
この短篇集は「ダヴィンチ」に連載されていて、 最終回を除いたすべて の原稿をコピーして手元に置いておいた。なのに買った。ファンの業である。
柳 美里さんの小説を読むたびに思うのは、読みながら自分の心臓になに かがつきささったような感じ、自虐感とでも言えばいいのだろうか。唯一現時 点で手に入れていない最終回「背中」の「悲惨なのは正面から刺されることで はなく、背中から心臓を刺し貫かれることだということを男たちは知らないの だろうか」という冒頭の一文にハッとした。
「手」という章がある。音楽野郎というのはこういうところで敏感にな る。何かBGMが欲しい、すぐ思いついた。Ravel「水の戯れ」。ピッタリだった。 最後の3章はそれで通した。
通して読んでみて美里さんへの想い?を感じる、抱きたい。しかしキス はしてもらえないだろうなぁ。ふと思った。女性の立場から見てみるとこの短 篇集はどのように写るだろう?よくわからない。そんなことを考えながらまた 読もう、と思うのだった。
とりあえず一読。ということは理解が出来てないってことです。最初の うちは先生の思いで話のようだが、「(アレルギーを起こす)IgEの同定」に成 功、「T(胸腺)細胞」の発見、マクロファージ、などからだんだん難しくなる。 T細胞ってのは免疫反応を起こすのに絶対必要らしい。風邪のメカニズムから 色々なことを説明したり。
免疫を考えるには「自己」というものが欠かせない。自分であることを しめすのがT細胞(わるものをやっつける?)と、B細胞(骨髄で)半分づつとマク ロファージとか。その大元の細胞は骨髄にあり、これを幹細胞(10万個に1個く らい)。で、リンパ球とよばれる細胞が増えいって、細胞の表面にいろんな遺 伝子の産物を表現するようになる。が、こうしてできたT細胞の90%は自殺して しまうアポートシスという現象が起きる。MHCたんぱく(すべての細胞の上に、 「これはオレの細胞だぞ」という目印。違うものがやってくると拒絶反応が起 きる?)と強く反応するもの、つまり自分を破壊する細胞が自殺する。他に非 自己と反応能力を持ってない細胞も自殺候補。で残ったT細胞が、自己と非自 己の判別に参加することになる。
「アポトーシス」という言葉だけ気になったので、あえて別に書きだし てみることにした。他にもいろいろあるが、よくわからなかった。あえていい わけすると先生の言葉が少ないのだ。伸坊さんの言葉が多い。前の先生( 「生物学個人授業」)では先生の細かい解説が入って たり、しろいろ補足があったりしからわかりやすかったのかもしれない。また 「免疫の意味論」という名著(らしい)を伸坊さんが読んでいたそうだから、難 しいよ〜。また読んでみよう。
婦人口論で話題に出ていたとりあえず、食っていけるように文庫を出し た、という話はこれだったんですね。なるほど。田舎ではなかなか見つからん (いいわけ)
とりあえず一読しました。が、こんなに文庫あとがきと、内容のギャッ プがあるの本ってめずらしいですね。驚かされます。まずは春菊さんの波乱万 丈の人生にエールを送りましょう。
で、内容は対談集です。南伸坊さんは、ひたすら聞きにまわって春菊さ んから引きだすタイプ。養老猛司さんにはかなり飲まれてる感じ、リズムに乗 せられてあちらの話にひきずりこまれている感あり。嵐山光三郎さんはつまん ない。この人わかってない。筒井康隆さん。これは「私繁」に出てきあ対談か しら?ちょうど絶筆時であり、言葉の規制の話しなど。ファーザーファッカー の養父を探しに長崎に行こう、というアイデアはすごい(笑)。大川豊さん。ひ たすら(笑)マークの応酬。おもしろいぞ。島森路子さん、はひたすら聞きに回 るタイプ春菊さんの価値観がよく出ている。(まあ、インタビューであるから して)。しかし、ここと、文庫あとがきとの差は最高だ。桃井かおりさん、映 画「ファーザーファッカー」に母親役で出演したことでほとんどその話。岸田 秀さん。前半は一大セックス論が論じられている。家出をしていたころから岸 田さんの本を読んでいただけあり、パンチの応酬、といった感じのすばらしい 対談。この部分超オススメです。後半は幅が広い。春菊さんと秀さんとのなれ そめ(?)から、両親の話、ファーザーファッカーの話、など、飲み屋での雑談 状態。
以上。ごちそうさまでした。岸田さんとの部分は何度も読まさせていた だきます。ファンなもので。春菊さんの漫画のネタのバックボーンがかなり隠 れているようなので、そこをいっしょうけめい探してみましょう。(私は、ほ ぼ十分です。(ニヤリ;-)
比較的読みやすい。2時間程度だったろうか。(個人差は考えないことに して) テンポよい驚きの連続。ただしコンスタントにテンポよくは驚けないが (途中でちょっと考えなくてはいけないので)。しかし、テンポよく読めるのは 先生のノリがよかったからかもしれない。私にとっては知らないことばかりで 知的好奇心をすごくくすぐられた。(筆者は、物理と化学のみだった) 死ぬほ ど忙しい人は13章をまとめだけ読んでみても面白いかもしれない。忘れないよ うにここだけメモ替わりに残しておくのもいいだろう。きっと、世の中を見る 時、DNAという言葉を聞いた時に役に立つはずだ。
しかし。あえて書く。遺伝子治療には遺伝しない体細胞のみ使用し、遺 伝する生殖細胞は使用しないこと、生物が発生し細胞分裂していってそのうち だんだん別のものになる"分化"、細胞が全然必要がなくても遺伝子をそのまま 捨てずに残しておくこと(イザという時のため?)、そして、ホメオボックスと いういろんな生物に共通の遺伝子のこと。これらすべて面白い。楽しかった。
オウム&新興宗教だの、超能力だの、心霊写真だの、怪奇現象、などなど、 オカルトというべきものすべてをキッチュが叩き切ってくれている。すばらし い。所々に現われるオチャメなジョークや、「よ〜く見てみな、ほら、ここお かしいでしょ?」というわんばかりのだましも入っている。イイ。最後の第6 章「オカルトのゆくえ」は、日本全体的になぜオカルトがはびこるのか、どう してこのような現象がはびこるのかを真剣(?)に論じている。これが非常に鋭 い所を突いている。
解説(夏目 房之助)の「この本えオカルトとの境界領域にいる人を説得 することはむずかしい」。まったくもってその通りだと思う。この本がいかに すばらしくともどうにもならない所をかかえている所がなんだもの悲しい。
ちなみに、ラジオ番組で霊能力者の顔面にサインペンでバツ印をつけて、 「こんなことも予言できんのか」と言い放ったのは上岡龍太郎である。(本人 が言ってたのだから、いいよねバラしても。)
ひさしぶりにBGMを掛けながら読む。BGMはドビュッシー の前奏曲集。きっとこれが似合うと思ったのだ。(正解だった)どれだけ多くの読者が英単語を どこかに書きとめただろう。accident(交通事故)、breathe(思いきり息を吸っ た)、confusion(混乱)、destination(目的地)、encounter(遭遇)、factory(作 業場)、guarantee(保証)、hostage(人質)、interseection(交差点)、 jack-in-the-box(びっくり箱)、knowledge(知識)、lyricism(叙情)、 marionette(あやつり人形)、notorious(悪名)、occasional(機会)、 possession(所有物)、questionnarie(質問事項)、reckless(むこうみず)、 solitude(孤独)、treasure(宝)、untitled(題名のない)、visionary(夢想家)、 wrinkle(皺)、X-ray(レントゲン写真)、yearn(懐かしく思い)、zip!(ボディバッ グを閉じる音)。こうして並べてみると、、、、よくわからない。ちゃんと読 んだのか? 俺?
読んでたらめずらしくお酒を飲みたくなった、そんな気分。(ちなみに私 はビールコップ1杯でフラフラになるくらい弱い)読みながら火照った頬が気持 ちいい。読み終り、本を机の上に置いてラベル(?)を見る、「私たち、同じ分 量の夜と昼」キーを打つ手がピアニストのように気持ちいい。「とびっきりの 恋物語」、、、ちょっと違う、、、「大人の恋愛、、、小説?」、、、その中 間くらいがちょうどいいような気がする。きっとそう。お気に入りのキャラク ターは永山翔平。こんな奴って、大好き。(話の中ではね。) 「たった二十六 文字にこめられた、大人の恋の全て」。本当に指が気持ちいい。(かなり酔っ てますね。)
変な人や、物や、事柄の話。ってそのままやんけ。ゴンチチのチチさん の話が出ていたり、「関西若手奇人三羽烏」(吉村智樹、鮫肌文殊、保山宗明 王。3人とも知ってる人はえらい!)、の話が出てたりしてうれしい。ひとつ気 になったのが「よくあるギャグ」というネタ。あるサラリーマンがしょーもな いよくあるギャグを聞くと失神してしまう病気にかかったというネタ、なのだ が、「そういえば詠美さんの『快楽の動詞』にそんなのあったよなぁ」と思っ た。
あと、解説が内田春菊さんでした。うれしぃ〜!。超ラッキー!。